パソコンの寿命はなぜ10年？

パソコンの寿命は一般的に10年程度と言われているのには、理由があります。ハード面では5年以上パソコンを使い続けると、パソコンを構成する部品が経年劣化をしてトラブルが発生する可能性が高くなりますが、修理し続ければ、10年以上使い続けることができます。ただし、10年を過ぎると、修理用部品の入手が難しくなります。

また、ソフト面でもパソコンのOSのサポートが切れるのがおよそ10年（提供開始より）であることも10年寿命説の一因です。

車でもエアコンが故障しても、エンジンが掛からなくなっても修理して乗り続けることが可能なのと同じです。（一部の例外的な人は故障すると乗り換える人もいるようですが…）

10年はあくまで目安の数値なので、すべてのパソコンがこれに該当する訳ではありません。パソコンによっては1ケ月で故障してしまう個体もありますし、20年以上故障せず動き続けるものも存在します。

パソコン故障の原因はHDDやSSDが大半

パソコンが故障する原因の一番は、データを記憶するHDDやSSDで発生します。特にHDDは物理的に回転するものなので故障しやすい傾向にあり、データを記憶する部分が故障すれば、パソコン自体が使えなくなります。

HDDの寿命は1万時間から2万時間が通説ですから、1日でパソコンを起動している時間によっても寿命が変わってきます。例えばHDDの寿命を1万時間と仮定した場合、1日5時間パソコンを使用すると5年半の寿命になります。

1日置きにしか使わない場合や1日2.5時間程度の場合は10年の計算になります。

HDDが故障した場合、交換する方法もありますが5年以上使っているパソコンであれば、他の部品にもダメージを受けている可能性があるため、買い替えも検討した方が良いでしょう。

また、HDDには大事なデータがたくさん入っているものです。インターネット便利屋 深谷店であれば、埼玉県の深谷・熊谷や群馬県の伊勢崎・太田近辺まで出張してデータ復元やデータ移行作業を行えます。

新しいパソコンに買い替えた時も、旧パソコンから取り出したデータを入れることができるので、お気軽にご相談ください。伊勢崎の他にも、埼玉県・群馬県・栃木県など幅広いエリアに対応いたします。

頻繁にトラブルが起きるようになったら

以下の症状が頻繁に出てくるようになったらパソコンのHDDの寿命が近い証拠です。

• 高頻度でブルースクリーンになる
• HDDを認識しない
• たびたびフリーズする
• HDDから異常な音がする

このような場合は早めに外付けHDDなどに大事なデータを移行してHDD交換や買い替えを検討しましょう。ある日突然起動しなくなる可能性があります。

性能に不満を感じるようになったら

動作が重い、アプリの立ち上げに時間がかかるなど、やりたいことに対してスムーズに反応しないと感じた場合、バックグラウンドで余分なアプリが動いていないか確認し、使わないアプリの削除をしましょう。

それでも早くならない場合は、OSの初期化（購入時の状態に戻す）を行いましょう。ただし、大切なデータがすべて消えるので、事前のバックアップは欠かせません。

それでも、性能アップしない場合は、買い替えも検討した方が良いでしょう。

そのパソコンはあなたの用途では性能が不足しており、ストレスを与えるだけの存在です。

長く使うためには衝撃やストレスを与えないこと

パソコンは精密機械なので、比較的衝撃に弱い製品です。特にノートパソコンは持ち運んで使うことが多く、パソコンへの負担は多少なりとも発生します。持ち運ぶ際は衝撃を和らげるケースに入れることでパソコンにかかる負担を減らすことが可能です。

また、パソコンの強制終了は負担が強く、何度も重ねて行うと寿命を縮める原因になりますので注意しましょう。

ホコリや暑さ対策をすることで寿命を延ばす

パソコンはホコリや暑さに弱い精密機械です。定期的にパソコン柔らかい布で拭いたりしてホコリを取り、夏場の室内の温度調整を意識するようにしましょう。ホコリっぽく暑い部屋に放置するのはご法度です。

高スペックのパソコンを買うことで性能面での不満を感じなくする

パソコン購入時は、最新OS搭載の高スペックパソコンを買うことをおすすめします。高スペックのものは値段も高い傾向にありますが、その分良いパーツを使っているので故障するリスクが低くなりますし、長い年数での使用に耐えるスペックを保有しています。

性能面での不満を感じにくくなるため、長く使うことが可能になるでしょう。

保証期間を過ぎている

パソコンを購入すると通常1年、オプションを追加することでおおよそ3年の保証期間がつきます。保証期間内であれば無償で修理してもらうことができますが、保証期間を過ぎると修理代が有償になります。パソコンの使用期間が長くても修理費用は変わりませんが、別の個所の故障発生率が高くなる傾向があるため、パソコンの使用年数が長い方は、買い替えも検討した方が良いでしょう。

6年目以降は買い替えるべきかも？

パソコンの寿命はおよそ10年です。5年以上使っているパソコンをメーカーや家電量販店で修理見積りを依頼すると、修理部品が無く断られる場合があります。また修理見積り額が新品購入価格のおよそ半分以上（この辺りは個人の懐事情と主観によります）になった場合は、新品を買った方が満足度が高いかもしれません。

また、パソコンの性能・機能や使いやすさも年々向上しているので、新しいパソコンが欲しくなった場合は思い切って新しく買った方が良いでしょう。

修理費の方が安くなる「小規模故障」

液晶割れやウイルスによるデータの損失、HDDの故障などの場合は修理した方が安く済みます。修理の見積もりを出してもらうなど、気になる方は事前に相談してみましょう。